「就活」っていつするの?

就活の開始時期について

「就活」とは、職に就くための活動です。3月に卒業して翌月の4月から仕事に就きたい方は、卒業する一年半前から本格的に就職活動が始まります。つまり4年生で卒業であれば3年生の夏にはインターン(職業体験)に参加したい。それまでに自分がどのような業界に関心があるのか、どのような働き方をしたいのか考えるとすれば、3年生の春には考え始めたいですね。でも、卒業制作など自分の芸術活動にその時期は集中したいと考えるならば、2年生のうちにインターンに参加したり海外へ語学留学へ行ったりして自分に適した卒業後の環境を探っておく必要があるかもしれません。

藝大生の多くは生活費を稼ぐための「仕事」について考えると、自分には何ができるのかわからず時間が過ぎてしまうことがあります。ですので藝大生の就活は早ければ早いほどいいというのが正直なところです。卒業後を意識して過ごす学生生活は、より充実したものになるでしょう。

以下の資料を参考に、いつ頃から何を始めるべきか。計画を立ててみましょう。

2025年3月卒業・修了者 就活スケジュールカレンダー

2026年3月卒業・修了者 就活スケジュールカレンダー

キャンパスライフカレンダー(案)

※学科や専攻によってスケジュールが異なります。学事歴などを参考にスケジュールを立てましょう。

藝大での就活は「覚悟」が大事。

みなさんは芸術活動や自分探し、授業やバイト、作品制作/演奏練習などとっても忙しい。それに追加で「就活」となればしっかりと意識的に時間を確保して進めていかなければなりません。「就活」は義務ではないので誰もお尻を叩いたりしてくれません。自分で背中を押す。そんな「覚悟」がなければ始まりません。特に「就活」する人が少数派の藝大ではその空気感がない。ですから「覚悟」なしには進みません。途中でやめるのは簡単ですので、ひとまず「やろう!」という覚悟を持ちましょう。

多くの人にとって就活をせずに芸術家になるということは、個人事業主になるということです。

それはそれで準備をしておかないと、生活費を稼げるようになるまでに時間がかかってしまいます。その間の生活費や家賃について考えていますか?貯金や支援してくれるあてがないのであれば、まずは就職を考えましょう。フリーランスを目指すにしても、どのように自分の専門分野で経営が成り立つのかを勉強する必要があります。自分が勉強したい業界にまずは就職して、それから独立してフリーランスになる方が安定感のある経営ができる可能性が高まります。20代〜30代前半までは社会の支援が集まりやすいのが実情ですが、それ以降に経済的に困窮してもその時には就職のチャンスがかなり減ってしまいます。それまでにしっかりとしたキャリアを積まなければ35歳以上で安定した職に就くことはできません。

学部3年生以上の方は、卒業後について真剣に考える時間を持ちましょう。真剣に考えて、就活する必要がなければしなくていい。でも、そんな財力は無いしいきなりフリーランスで食べていくなんて想像できない!という方は、急いで「就活相談」の予約をしましょう。

もしあなたが卒業生で、「卒業してしばらく経ったが、そろそろ就職したい」などの相談も受け付けています。まずは「就職相談」の予約を取りましょう。

藝大生とひとくくりに言うのは簡単ですが、専門や専攻が違えばやるべきキャリア支援も当然異なります。みなさんの家庭環境や将来のビジョンの多様さは計り知れません。個別の進路相談でしか見えてこないことばかりですので、何から初めていいか分からない方は「就活相談」の予約をしましょう。

「就活」が本格化するのはいつ?

就活とは、「準備期」と「本格期」の二つに大きく分かれます。

企業にエントリーしてから、就職試験を経て、内定するまでの期間を「本格期」とすると、どの会社にエントリーするのか、自分はどう社会に貢献したいのか、どんな環境で卒業後生きていきたいのか、気持ちの準備も含めて”学び”を社会の中での”価値”に変えていくのが「準備期」です。

※エントリーとは「あなたの会社に興味があります」と意思表示をすることで、エントリーしたからといって、必ずしもその会社を受験する必要はありません。また、選考の流れは企業によって違うので「エントリー」の内容もさまざまです。簡単に自分の情報を送るだけのエントリーもありますし、最初から選考の材料のひとつとして、自己PRなどの作文(エントリーシート)を送らなければならない企業もあります。

「準備期」には、インターンシップをしたり、自己分析をしたり、企業や仕事内容について調べたりします。インターンシップとは実際の仕事場を体験することで、その仕事や会社についてより深く知ることができます。また、実務経験によって、人脈ができたり就活の実務的なトレーニングにもなるのでおすすめです。もし興味のある会社が決まっているのであれば、インターンシップで受け入れてもらえないか訪ねてみましょう。自己分析は今後どんな道に進むにしろ役立ちます。自分の能力をどのように社会的な価値にしていけるのかを考えることは、就活をしない場合にも役立ちます。やれることからやりましょう。

「本格期」は受けたい業種や企業を明確にし、説明会に行ったり、人事担当者とやりとりをしたり、 就職試験を受けたりして内定が得られるまでそれを続けます。

就職試験とは、みなさんが入りたい企業に採用されるための試験のことで、多くの場合は民間企業の入社試験/採用試験のことを言います。
民間企業以外というと、公務員の公務員試験や教員の教員採用試験などがあります。企業によって異なる場合もありますが、筆記試験と面接の2つで構成されています。

試験の時期は、民間企業をうけるのか、そうでないのかによって大きく異なります。

クリエーター系、IT系、外資系、マスコミ系などの一部の企業は10月頃から選考が開始する場合があります。

まずは「エントリー」することから始まります。「エントリー」とは、企業の採用サイトに個人情報を登録することで、企業説明会の予約や会社説明資料の送付などをしてもらえるようになります。そして、筆記試験の受験やエントリーシートの提出ができるようになります。つまり、採用してもらうためには、必ず「エントリー」をしておく必要があります。エントリー開始時期の10月・3月を柱として就職活動のスケジュールを立ててみましょう。